アジア地域のスクラビングセンターを増設し、全世界のDDoS保護能力を9Tbpsに増強

Arbor Cloudの分散体制を強化し、クラウドサービスにおいて急務となっているデータプライバシーへの配慮に対応

[本資料は、2018年10月24日(現地時間)に米国マサチューセッツ州ウェストフォードで発表されたプレスリリースの抄訳です]
NETSCOUT SYSTEMS, INC.(NASDAQ: NTCT)のセキュリティ部門であるArbor Networksは、クラウド型DDoS防御サービス「Arbor Cloud」のミティゲーション(攻撃緩和)のためのスクラビングセンターをアジア地域において増強したことを発表しました。既存の日本およびシンガポールに加え、新たにオーストラリアにスクラビングセンターを開設しました。今回の増強により、Arbor Cloudの全世界のミティゲーション能力は合計9Tbpsになります。また、サイバーセキュリティ調査機関である「ASERT(ATLAS Security Engineering & Response Team)」も新たに地域担当の人材を強化しました。
アジアのスクラビングセンターを増やして、ミティゲーションの機能をさらに分散させることで、より攻撃元の近くで迅速に効率的にミティゲーションを行うことが可能になります。今回の増強でArbor Cloudのスクラビングセンターは、アジアにおいて東京、シンガポール、シドニーの3か所となり、アジア太平洋地域の大規模な顧客および潜在顧客への対応範囲が拡大されます。こうした分散体制をとることで、顧客の正常通信を地域外もしくは国外に出すことなくミティゲーションを行うことができます。これにより、早急な復旧のみならず、クラウドサービス事業者において急務となっているデータプライバシーへの配慮にも対応できるようになります。
こうしたアジア地域への投資の結果、DDoS市場に関する代表的な調査会社の1社であるフロスト&サリバン社によって、アジア太平洋地域におけるDDoS防御年間最優秀ベンダーに3年連続で選出されています。同社のサイバーセキュリティプラクティス担当インダストリーアナリストであるVu Anh Tien氏は、「Arborは、高性能でコスト効率の高い総合的なソリューションを顧客に提供し、大容量のDDoS攻撃や高度なDDoS攻撃に対する防御を支援しています。DDoS攻撃に関する豊富な知見および専門技術、パートナーを世界中に持ち、イノベーションと自動化を推し進めています。これにより、アジア太平洋地域において競合他社を凌ぐ高い評価を獲得し、特に通信事業者や政府機関、重要な情報基盤を持つ企業に評価されています」と述べています。
こうした脆弱性があるにもかかわらず、ファイアウォールやIPS、ロードバランサーは、企業がDDoS攻撃を緩和するために採用するセキュリティ手段のトップにリストされ続けています。ファイアウォールは、サービスプロバイダーの間ではDDoS攻撃を緩和する2番目のオプションとして認識されている一方で、企業の回答者の82%が最も採用しているツールと回答しています。残念ながら、最も人気があるDDoS緩和策のいくつかは最も効果がない方法で、TCP State-Exhaustion攻撃などに付け入る隙を与えてしまっています。
サイバーセキュリティ調査機関のASERTは、脅威の見通しと攻撃のトレンドをグローバル規模で観測しており、その調査内容は脅威レベル解析システム「ATLAS」に反映されます。ATLASは、匿名のトラフィックデータの提供に合意した数百社のサービスプロバイダーと共同運用されており、そのトラフィック量はインターネットトラフィックの約3分の1にあたります。ASERTは、キャンペーン重視の脅威に関するインテリジェンスを強化し、特定の脅威を検出・阻止し、セキュリティ体制を向上するために必要なコンテキストと信頼できる情報を備えています。また、CERT(Computer Emergency Response Team)や世界のネットワークオペレーターに対し、ASERTのインテリジェンスに関する報告書やセキュリティ関連の各種コンテンツを通じて、運用実務に使える知見を提供しています。
Arbor Cloudは企業向け完全運用型分散DDoS防御サービスで、ネットワーク攻撃に対して最善の防御が可能な、オンプレミスにおけるDDoS保護とクラウドベースのミティゲーションを提供します。ArborのDDoSソリューションは世界で多くのサービスプロバイダーで採用されています。これらのプロバイダーとの緊密な連携により、Arborのソリューションを活用したDDoSマネージドサービスによるビジネスを支援しています。合計9Tbpsのミティゲーション能力を備えたArbor Cloudを活用することにより、現行サービスの拡張やクラウドベースの新しいDDoS対策サービスの提供が可能です。

Arbor Networksについて
DDoS攻撃対策製品およびソリューションを中心としたネットワークセキュリティ専門企業です。通信事業者および企業向けDDoS検知・防御製品、クラウド型の管理ソリューションを販売しています。約400社のサービスプロバイダーと共同で脅威レベル解析システム「ATLAS」を運用し、インターネット上の膨大な脅威情報を収集し、分析データとして世界に公開しています。Arbor Networksは2000年に創業、現在はネットワーク関連企業の米国NETSCOUT社のセキュリティ部門として事業を行っています。日本法人は2004年に設置されました。